PR・広報担当者が知っておくべき!ギフティングのポイント3選!

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ギフティング(gifting)という言葉をご存知でしょうか?

PR・広報担当者はぜひ覚えておいてほしい言葉です。広報活動においても非常に重要な活動になります。
今回は、ギフティングのポイントについてお伝えしていきます!

ギフティング(gifting)ってなに?

ギフティング(gifting)とは、その名の通り「ギフト」であり、相手にプレゼントなどを贈ったり、共有したりすることです。

PRにおいてのギフティングとは、著名人・芸能人や、SNSやソーシャルメディアで影響力を持つインフルエンサーに、無償で商品やサンプルを送付し、商品やサービスの認知度を上げる施策です。

商品の提供はありますが、「金銭の報酬は発生しない」のがギフティングの特徴です。
金銭の発生がないからこそ、影響力のある口コミの発生が期待できます。

しかし、ギフティングは、一歩やり方を間違えると炎上してしまったりして、逆効果を生んでしまうことも。
ポイントをおさえて正しくギフティングを実施することで、かなり効果的にPR活動をしていくことができます。

[ギフティングのポイント1]SNSアップを強制しない

広報担当者は、商品やサービスを著名人やインフルエンサーに試してもらうと、それをSNSやソーシャルメディアにて、紹介やPRをしてもらいたい!と思ってしまいます。

しかし、ギフティングはあくまで「ギフト」です。
これでSNSのアップを強要してしまうと、金銭のやり取りの発生などにより「広告・PR」になってしまいます。

ギフティングは、自然に投稿・口コミを書いてもらうことを目的とし、贈った方に商品の良さを知ってもらうことが一番重要です。

広報担当としては、「アップしてほしいな・・・」と下心が芽生えてしまいがちですが、ぐっとこらえて、商品をその人に知ってもらうことを最重要目的として、ギフトしていきましょう。

[ギフティングのポイント2]商品の説明はしっかりと行う

ギフトする商品の説明は必ず添付して送りましょう。

  1. あなたにプレゼントをした想い
  2. 商品を開発したストーリー
  3. 商品の説明・使い方など
  4. もし投稿してくれるなら、こんなハッシュタグなどが希望!という要望

これらを記載した手紙や送付状などを添付しましょう。

1・2などは、相手への想いを伝えるのにぜひ記載していくとよいでしょう。

3は、サプリメントや化粧品などの場合は、必ずいれましょう。
効果がわからない商品が届いても、どうやって使えばいいかわからず、使われないまま終わってしまいます。

4のハッシュタグなどは、SNSへのアップも意識させることができるし、アップしようと思った時に、希望の内容があるほうが、自分で考えなくてよいので、意外に重宝されます。

ハッシュタグはOK!投稿文はNG!

ハッシュタグの希望は送っても、こんな風に投稿してください!という希望は手紙・送付状には記載しないようにしましょう!

文章まで指定してしまい、そのまま著名人やインフルエンサーが投稿をしてしまうと、明らかに読者の人は「いつもと、文面が違うな・・・?」と気づきます。

ステマと思われてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

[ギフティングのポイント3]ステマと思われないように注意!

「ステマ」という言葉を聞いたことがありますか?

こちらは”ステルスマーケティング”の略です。

ステルスマーケティング(英: Stealth Marketing)とは、消費者に広告と明記せずに隠して、非営利の好評価の口コミと装うことで、消費者を欺いてバンドワゴン効果・ウィンザー効果を狙う宣伝手法。ヤラセやサクラなどもこの一例に分類される

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

いま、広告・PRの場合は「#PR」などをつけて、この投稿が宣伝であるということを消費者に知らせる必要があります。

しかし、この表示をせずに、広告主に有利な内容・誇大内容を発信者が、SNSなどで発信することで、消費者から「ステマ」と認定されて、炎上してしまうケースがあります。

今回はあくまでギフトです。
広告のお金が発生していないのに、読者から広告と思われてしまっては、炎上してしまう可能性も考えられます。

発信者も炎上のリスクを考えて細心の注意を払ってアップしてくれると思いますが、
広報担当者も、

基本的には発信内容は相手に任せる

ということを心得ておきましょう。

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